2011年9月21日水曜日

透析効率kt/v

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十分に透析が行われているか、簡単な指標を得る手段として
KT/V があります。
この数値は愛腎協のHPからスタデイーを表示して項目を埋めると
簡単に割り出せます。

標準的な透析量としてはspKT/v1.4以上。クリアスペース率70%。
クレアチニン産生率%CGR100%以上が望ましいと言われています。

私はほとんど足りていません。KT/Vも数年前は1.6以上はあったのですが、
最近は1.4を越えるのがやっとです。

nPCR1.0はあったほうがいいそうですがだいぶ、下回っています。
これらの数字は出してくれていない医師もいますので出してもらって、
評価を聞いてみるといいでしょう。

ダイアライザーの高性能化に伴いたんぱく質が漏出することも考えられるので、
アルブミンの値にも注意しましょう。
私はこの検査日、0.4kgしか体重増加がなかったのでアルブミンが3.3しか
ありませんでした。たんぱく質を意識して摂るよう指示されています。

食事の塩分ですが一日6gがよいとされていますが、一食2g計算になります。
これは大変に難しいと思います。2000カロリー程度を普通にとろうとすると
簡単に一日8gくらいはいってしまいます。
この塩分量と水分量、この制限がやはり、透析食の大命題ですね。


<適正透析の指標>
透析量;1回の透析によってどの程度 血液がきれいになったかを示す指標として,
  spKt/V(single-pool) 1.4 以上 eKt/V(equilibrated) 1.0 以上 クリアスペース率 70~80 %
透析時間は, 5時間以上が望ましい. 高齢者でも最低 4時間は必要
○1日のたんぱく質の摂取量を示す指標(基本体重1kgあたり)として,
  nPCR 0.9~1.2 g/kg/day (標準化蛋白異化率;normalized Protein Catabolic Rate) 
  (nPNA(標準化蛋白窒素出現率;normalized Protein Nitrogen Appearance)ともいう)
○性別・年齢に相応する 筋肉量や運動量を示す指標として,
  %クレアチニン産生速度(%CGR) 100%以上 (100%で年齢・性別に相応する平均値)
○ GNRI (Geriatric Nutritional Risk Index)は栄養評価スクリーニングのひとつ
 透析患者さん向けの栄養評価スクリーニングGNRI 基準値(カットオフポイント)は、
 GNRI 91.2未満 栄養障害リスク大きい  (91.2以上 栄養障害リスク小)
 GNRI はもともとは高齢患者向けに作成された栄養評価指標で、血清アルブミン値と
 現体重および理想体重のみを用いて算出する簡易な方法。透析患者でも栄養状態を
 評価する簡易スクリーニングに有用とされています。
 栄養障害疑いのある患者さんには、改めて詳しい栄養評価を行う必要があります
 GNRI = 14.89×血清アルブミン値(g/dL)+41.7×(DW/IBW)
 * DW 現体重, IBW(理想体重)はBMI=22となる体重,DW>IBWの場合、DW/IBW=1とする
  アルブミンは血液中の多くの物質の運搬や保持、還元予備能、そして栄養状態のみならず代謝状態、炎症や感染症にも強く影響されますので「長生きの指標」として重要です。
○1日の塩分摂取量 6g (~ 8g) /日 以下  (体重増加率とも関連します)



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