2013年10月27日日曜日

デブリードマン

創処理(縫合)術、デブリードマン
大きな創部や離解した創部を放置すると、出血が止まらなかったり感染の原因となったり、大きな傷跡となって治癒することがあります。創部に局所麻酔を行い異物や壊死した組織を摘出し皮膚を縫合する事を創処理(縫合)術といいます。創処理(縫合)術は止血、感染防止、傷跡を小さくする目的で行われます。
同意書の説明文より。

 10月に入ってすぐ、放置してある古い人工血管の先が黒ずみ腫れて、ニキビのようなできものが出来た。

過去に皮膚に穴が開き人工血管が露出した所だ。

イヤな予感がした。



2週間ほど消毒してゲンタシン軟膏を塗りガーゼで保護するなどの処置をしていたが、
10月23日の透析の回診で周りの黒ずみがこくなり広がっているようなので、
シャントを作って頂いた病院への再診を提案されたので行く事になった。

黒い影が一層濃くなって、怪しい感じ。

透析中に連絡を取ってもらい、木曜午後3時半に予約を入れ受診する事になった。
が、前例で行くとここは外科なので見ただけで帰すような事は無い。
まず、即日手術。
覚悟を決めた。様子では傷の近くの人工血管は短いのが3本はある。
全て抜く事になるだろうな、と思った。





幸いな事に2時間ほどで呼ばれた。
手術室は先ほど説明に来た男性医師ともうひとり女性医師。看護師の3人。
手術室に入ったのは6時頃。

ここの手術室は次から次へ患者が入れ替わる。
どうやらここは7時までしか使えないらしい。
男性患者が僕の腕を探りながら言う。

「7時?余裕じゃん。大丈夫。終わるよ。これ、感染してるから簡単に抜ける。」
私の心の言葉ーマジで?そういう奴に限って手こずるもんだぜ。。。
「じゃ、始めようか!」
女性医師と和気あいあいと手術は始まる。
局所麻酔の注射をする。これが結構痛いんだ・・・・
電気メスで肉を焼く臭い臭いがする。感染した部分は指で押されると痛い。
ギュウギュウと力を入れて押す。「痛い!」と言うと、
「ここは痛いからね〜。」
医者はいつも痛かったら痛いって言ってね、と言うが、実際に痛い、というと、
大概、こうだ。

ものの5分もすると目一杯人工血管を引っ張るとぶちぶちと抜けているようだ。
やはり、簡単に終わりそうだ。
抜いた後は抗生剤入りの生食をバンバン流している。
感染した組織は切ったのか焼いたのか分からない。煙が結構上がっていた。
縫合は5針か6針。皮膚を縫う時ってなんであんなに痛いかな?
終わりだから我慢するけど結構、痛い。ホチキスで皮膚をさす感じ。
ランボーを思い出す。

今回は30分ほどで終わった。
この種の手術をデブリードマン、または簡単にデブリという。


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