要介護認定を受けると介護度に応じた介護サービスを受けることができます。
通院送迎タクシー、身体介護、家事援助、訪問リハビリー、訪問看護、介護用品のレンタル、
など、さまざまなサービスがあります。
利用者の障害に応じてケアマネージャーが介護利用計画をたて点数を算定します。
サービスが多岐にわたるとそれぞれの担当者を集めて現在の状況やこれからの介護方針などを
提案、連絡するため担当者会議なるものを開きます。
もちろん、ケアマネさんが司会です。
「のりさんの現在の状況はいかがですか?皆さん、ご意見は有りますか?」
から始まって、さまざまな意見が飛び交います。
訪問看護師
「入院する前から比べると足の運びが重くなったような気がします。貧血のせいもあるでしょうけど」
から、議論が白熱してきます。
その間、僕は借りてきた猫状態。
「どうですか?のりさん。」 「はあ・・・・」
送迎タクシーさん。
「今日は玄関の段差を下りるのもつらそうでした。病院の中もついてあげたいのですが、
許可されていません。何か方法はありませんか?」
家事ヘルパーさん。
「貧血だと言うのでコンビニ弁当ではなくて何か栄養のあるものを作ってあげたいんですが?」
「どうなんですか?」 「はあ・・・・・・」
ますます議論は盛り上がってきます。
ケアマネさん。
「のりさんの目標は、お一人で外出したいと言う事ですよね。訪問リハさん如何ですか?」
訪問リハさん。
「階段は下りるのは結構出来ますが登るのはまだまだ掛かると思います。」
電動車いすを使う、ベランダを改造して昇降機を取り付ける、とか、
ベッドを電動にしたらどうか、とか、益々議論は伯仲し、電動車いすの昇降に向けて、
行動を開始することに。
ケアマネさん。
「のりさんの最終目標はハワイ旅行ですよね?時期はいつですか?」
・・・・え?え~~?今週のオフ会も中止したのにハワイですか?・・・・・・
「い、いや~~、来春くらいかな?・・・」
ケアマネさん。
「来春のハワイに向けて頑張るそうです。」
看護師「・・・・・・・」ヘルパーさん「・・・・・・」タクシーさん「・・・・・・・」
「い、いや~~~、国内からでいいよ。宍道湖の夕陽とか。」
ケアマネさん。
「夕陽?秋ですね。11月?ハワイは春ですね。宍道湖11月、ハワイは来春だそうです。」
・・・・・・・・おい、おい、ホントかよ~~~。・・・・・・・・
ケアマネさん。
「それではベランダの改修を大家さんと交渉して頂いて国内が11月、ハワイが春でよろしくお願いします。」
ケアマネージャーさん、どうやら、マジらしいです。
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