2010年9月9日木曜日
オーバーナイトな恋。
今はこんな僕でも夜間透析をして昼間フルタイムで働いていたときがあります。
一応、時間は9時~6時の9時間透析でした。
でも、自分の場合、穿刺が最後くらいになるので9時半~6時半でしたね。
で、朝食が出ました。其れを食べて出勤ということですね。
火曜と金曜の週2回でした。中2日と中3日がありますが、土日月火の3泊4日の旅行などが出来、若さもあって一番、楽しい時期でした。昭和の終わり位から平成3年まで5年間くらいだったかな。
穿刺場所は右の太股のシャントに一本と左手の静脈に一本のスタイル。
このスタイルは12年続いた。人工血管を持たせるための苦肉の策だ。
おかげで12年間の楽しい青春時代を過ごせた。(ちょっと遅い青春だったが・・・)
この夜間透析なんですが、やっぱり圧倒的に男性が多い。当時の看護師は若い。そこで恋が芽生える。
穿刺が済んでしばらくすると消灯になる。透析室は結構暗くなる。
ベッドもまばらで隣との距離の離れている。お目当ての看護師さんが当直なんて夜は寝ていられない。
夜は血圧も測らないし若い元気な患者ばかりなので異変も無い。
朝、終了の時か警報がなった時しか話せる機会がない。あとはナースコールで呼び出すか、だが、当直は二人いるんだよね。どっちがくるか分からない・・・・
そこは病院側も分かっているのかかわいくて人気のある看護師にはこわもての看護師を組ませる。
一か八か「えいや~!」とコールを押す奴もいたにはいたが大抵、強面看護師に、
「たいした用も無いのにナースコール押すんじゃな~い!!!」と、叱られる。
そこで、前にも書いたがラインを握り締めて警報を鳴らし看護師を呼ぶ方法だ。
これは、警報だから必ず来るし、しかも叱られない。でも、やはり、こわもてがくる場合がある。
で、夜通し起きていてチャンスを狙う。さっき強面が着たから、今度はあの子だ。
それ、ってんでラインを握り締める。すると、あちらこちらで警報が鳴る。
考えることはみんな同じってことで・・・・><:
それでも、みんな頑張ってこの時間帯の透析からは結構、ゴールインなさった方々多いんですよ。
僕は失敗したけどね。
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