人間の命の重さに違いがあるのでしょうか?
渡邉正二郎氏のブログにこんなことが書いてありました。
「弱いものは死ね!」
生産性のない老人や、障害者、がんや人工透析患者、などは生かしておくだけで医療費や社会保障費がかさみ、
国のためにならないから安楽死をさせる法律を作れ。
こんなことを口に出して言う方がいるでしょうか?小国の独裁者でもこんなことはいいません。
それがなんと、政治ジャーナリストでしかも現役政治家にも多大な影響力があり、
その政治家たちは口には出さないがこれは本音だといっています。
東北の震災で助かった老人たちも金がかかるだけだから死ねばいい。
がん患者は手術で助かっても余命は10年ほど。すなわち、生かしておくのは金の無駄。
糖尿病や人工透析も余命は6年、医療費の無駄。
西成や山谷の日雇い労働者、これも社会保障費がかかるから死ねばいい。
この考え方、最初はジョークで最後になにか真意を出すのかと読んでみましたが、このとおりだそうです。
本当にこのとおりの考えが現在の政治家たちにあるとすれば許すことは出来ません。
東北の被災者たちへの救済が遅々として進まないのもそのせいでしょうか?
はなからお金を出して助けるなんて無用だと思っているんでしょうか?
昔、ダッカでハイジャック事件があったとき、犯人の「人質を殺す!」という要求に、
「人間の命は地球より重い。」といって、応じた、故福田赳夫首相や、
人工透析の黎明期、透析治療施設の少なさと高額医療費に苦しむ患者の陳情に、
「命の重さに差別があってはならない。」と、公費負担を明言した当時の厚生大臣。
その約束は今も守られています。
がん治療は10年でどうせ、死ぬ、とか、透析患者は生きても6年だから金の無駄とか、
ブログだからって許されるんでしょうか?
医学は進歩してがん患者だって死ぬとは限りませんし、透析患者だって6年で死ぬとは思いません。
日本の政治家たちがこのような方の助言を真に受けるとは、到底、思いたくありませんが、
第二次世界大戦の時のナチズムのような考え、政治家だけにはしてほしくないですね。
恐怖さえ感じました。
小泉進二郎衆議院議員、こんな方信奉しないでくださいね。
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