行政、優先度理解できず あふれる患者 病院内も疲弊震災当時、大勢の透析患者を受け入れた、ときわ会いわき泌尿器科病院=福島県いわき市で東日本大震災では医療機関が被災したり、ライフラインが断絶したりして、人工透析医療が広い範囲で打撃を受けた。腎不全の患者は透析で血液浄化ができないと生命に危険がおよぶ。福島県いわき市の透析医療関係者らは、震災の混乱の中で懸命に透析を継続したが、思わぬ行政の壁が立ちはだかった。(林勝)
(備える 3.11から)透析ができない(下)お役所仕事 搬送に足かせ
中日メディカルウエブより。
民間主導 患者600人県外へ福島県いわき市からバスで搬送された透析患者の受け入れのために奔走する亀田総合病院のスタッフ=千葉県鴨川市で(亀田総合病院提供)東日本大震災の発生直後、必死の努力で透析患者を受け入れ続けた福島県いわき市の医療法人ときわ会。慢性的な水不足、治療を断念した他の病院からの患者増、福島第1原発事故による社会機能のまひが重なり、会長の常盤峻士医師(64)は約600人の患者の県外搬送を決意する。しかし、行政の手続き偏重やたらい回しの対応が思わぬ足かせとなった。(林勝)
2011年、3月11日の震災。
激震に大津波、被災地の透析患者はどうだったのか?
知るすべはとても少ない。
新聞やTVニュースなどは被災地の様子を常に映しだしてくるが、
現地は震災に原発事故まで起こりパニック状態である。
健康な人間でも生きるのがやっと、生身着のまま避難所生活を過ごさねばなるまい。
生きるには飲水が必要、食べ物が必要、国も県も対応に苦慮したことだろう。
我々、遠隔地の透析患者は「透析患者はどうなったんだろう?」心配をするばかりだが、
情報は全く入らず。
仙台あたりの患者さんが大勢、北海道へ避難したとか、
大阪で大きな透析患者受け入れ避難センターを作ったものの、肝心の透析患者が全く来なかった、
とかいう情報とか、時々、聞くくらい。
全腎協の会報にも個人の患者からの投稿を読むくらいで、この記事のような
県、国、病院関係者との緊迫した状況でのやりとりを記した記事は初めてだ。
普通の人間が一杯の飲み水に困っている中、大量の透析液を必要とする
透析患者が被災地に残るのは、やはり困難だと思う。
震災で助かった命も透析不足で失いかねない。
行政が当てにならない、迅速に機能しないのがわかった今のうちに
遠くの親戚、知人、一度でもいったことのある透析施設はリストアップしておいて
自己努力で非難する用意と覚悟はしておいたほうが良いかもしれない。
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